スコッティキャメロンのような打感硬めのピン型は自分の技術がなくタッチが合わず、かといって大きなマレットだと「まっすぐ引かなきゃ、まっすぐ……」となりイップスのようにショートもオーバーも出てしまう有様でした。そんな時にフリマサイトでこのパターを見つけ、現物は見ず、もちろん試打もせず、傷も結構ある商品でしたが安く出品されていたので、とりあえず何かのきっかけになれば…という藁にもすがる思いで購入。結果まさかの大成功でした。

ピンのパターは以前にフェッチという真ん中に穴があるデザインのマレットを使おうとしたことがありますが、上から見ると打面が狭く感じる見た目で、自分にはダメでした。

このCA70パターはいたって普通のハーフマレット。見た目にもそこまで打面が狭く見えず、スッと構えられます。また自分にとって大きかったのは、ピン純正のPP60（ラムキン社製）という「ザラザラ・ちょい硬め・五角形」のグリップがはまったこと。加えてクロスハンドにすることで飛躍的にストロークが安定しました。

インサートがあるため打感も打音もそこそこ柔らかく感じますが、手にはしっかりと感触があり、これが自分の感覚と合っています。またサイトラインが長いので、その延長線上にまっすぐ出せるような感覚があります。

ピンではセミアーク（自然な弧）のストロークにフィットするとうたっており、またハーフマレットなので、結構合う人がいるのではないかと思います。正直あまり見かけませんが、見つけたらぜひ試打してみてください。

JGF2021で試打して、ズバッとはまりました。
フィッテイング、試打のあとのゲームでも7/8カップイン！惜しかったなあ(笑)

もともとSIGMA2のANSER（ステルス）を使っていました。

打感：素晴らしい！柔らかいのですが、柔らかさの中にしっかりと球を押す感じがあります。打音もしっかりして、気持ちいい。

出球：しっかりと押してくれるイメージの打感と実際の伸びがあり、非常に転がりのよい出球です。

構えやすさ：長く、フェースまで伸びるサイトラインが非常に構えやすい。アライメントに自信がなかったり、フェース面で合わせるのが苦手だったりする方はぜひ、アライメント重視のCA70、FETCHなどが良いかも。

見た目：大型マレットやちょっと特殊な大きさのもの、ツノのタイプがテークバックで引っ掛かりそうな気がして苦手ですが、CA70はハーフマレットよりちょい大き目位で、これが自分には限度です。

重量感：PP58ミッド（ブラック/レッド）のグリップにしましたが、SIGMA2ANSER（グリップはPP62）より重量感が出てヘッドが効いている感じが良い。グリップの違いも大きいと思いますが、ANSERより10g程度重くなっています。

総評：ソリッドな打感を求めるかたはへプラーとかVAULTでしょう。柔らかい打感やSIGMA2が良かった方は、こちら。打感はすごく進化しました。最初っからこれ作ってよー（(笑)。

スイングタイプなどで選択肢が変わるとは思いますが、ぜひ、フィッテイングと試打してみてください。欲しくなることうけあいです。