総合評価:★★★★☆☆☆4.0
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ヴァル
年齢:45歳 性別:男性 ゴルフ歴:16年~20年 平均ヘッドスピード:46m/s~50m/s 平均スコア:80未満 平均ラウンド数:1週間に2回以上
評価:★★★★☆☆☆4.0 ロフト角「52°」、シャフト「ダイナミックゴールド」、シャフト硬度「S200」ダフリに強いと噂のウェッジです。
工房に試打モデルがあり、面白そうなコンセプトだったので、作ってみましたのでレビューします。
見た目。
構えると一見、普通のプロモデルウェッジです。
ストレート気味のリーディングエッジ、やや丸目のフォルムに、フェースミーリングが施されており、お助けクラブって感じはしません。
普段、ボーケイを使ってますが、違和感なく構えられます。
バックフェースデザインは、うるさすぎず…といった所です。
ソール側には深い溝、そこからほぼ直角に飛び出たソールがあり、これがダフリに強い理由らしいです。
その理屈はHPで確認してください。
打ってみます。
練習場のマットの上では、非常に滑ります。
抜け感がよく、大きめにダフっても抜けてくれる印象です。
今度は芝の上で色々打った感想です。
・フルショット〜ピッチショット。
スピンはそこそこに入るし、ダフる事に関しても寛容だと思います。ヘッドスピードが出ている状態だとこのソール機能は活かしやすいと感じました。
・グリーン周り
短いショットでヘッドスピードが落ちると、ソールの機能は活きなくなる気がしました。
ラウンドソールでない事が、難しさを生んでるのかも知れません。ロフトを立てたりすると刺さりやすくなるし、ハンドレイトすぎると跳ねる感じも出てくるので、操作に対する汎用性は高くないかなと感じました。
ライ(傾きと芝目)とアドレス(ハンドファースト、ハンドレイト)がキッチリ合えば、刺さらず抜けるは、体現できます。
・バンカー
フェースを開かず打つと効力を発揮します。
地面に当たった際、下ではなく前に進もうとする力が発生する為、硬いバンカーはそのまま打てば、球を拾いやすいです。
フカフカの場合は、多少開く必要があると思います。
・総評
お助けクラブではあるが、魔法のウェッジだではないので、ソール機能に過度な期待はしてはいけません。
普通に扱ってミスした際に、「助けてくれるかも知れない」程度で考えておく方がいいでしょう。
プロモデルウェッジ使用者でも、特に違和感なく使える点は高評価できます。
ただ、開いたり閉じたり、立てたり寝かせたりと、操作を入れて操りたい方には向かないと思います。
いつも同じ様に構えて、アプローチをシンプルに打ちたいのであれば、検討してみても良いかも知れません。
参考になれば。