総合評価:★★★★★☆☆5.2

メーカー タイトリスト
ブランド MB
商品名 695MB
メーカー希望小売価格(税込) オープン
発売日 2007年10月16日(登録日)
スペック ヘッド素材:軟鉄
ロフト角(#5アイアン):28
ライ角(#5アイアン):62

カテゴリー別評価

やさしさ

★★★☆☆3.4

構えやすさ

★★★★☆4.9

操作性

★★★★☆4.8

打感

★★★★☆4.7

方向性

★★★★☆4.6

コストパフォーマンス

★★★★☆4.0

※詳細はmy caddie(外部サイト)のクチコミ平均点(総合評価は7点満点、カテゴリー別評価は5点満点)

新着クチコミ

  • Deltic

    年齢:49歳 性別:男性 ゴルフ歴:11年~15年 平均ヘッドスピード:46m/s~50m/s 平均スコア:85~89 平均ラウンド数:1ヶ月に2回程度

    評価:★★★★★★☆6.0 ロフト角「23.5°」、シャフト「ダイナミックゴールド」、シャフト硬度「S300」

    美しいフォルムと共に輝かしい実績を有するTitleistのアイアンの中で、長年気になっていたモデルがこの695MBだった。
    当時Tiger WoodsがNIKEへ移籍する事に伴いTitleistの黄金時代に陰りを感じた頃で、後年、名器と謳われることとなる690MBの後継モデルとして市場に登場したと記憶している。
    Titleistとしては意欲的なフォルムを纏っての登場だったが、その特異なフォルムはコンサバティブなモデルを期待していたファンたちから拒絶されていたと思う。ネット上にも「らしくない」「失敗作」と非難の声をよく聞いた。
    私は690MBを所有していたこともあり680なども気になっていたが、実はその機能的デザインから最も興味を引いていたのがこのモデルだった。
    この度、積年の思いが叶って所有と相成った。
    最も特徴的なのはバックフェイスのデザインである。ヒールの重量を減らし、トゥー側へ振り分けようとデザインした結果、MizunoのTN-87やMP-37のトゥー側のボリュームを減らしているのと真逆であまり馴染みのないデザインが完成した。しかし往年の名器WilsonStaffのDynapowerのデザインとそっくりであったのは最近になって知り、PINGのBluePrintやTaylormadeのP7TWと同様にトゥー側へウェイトをシフトしているのと同様の設計だと理解できた。
    また、よく見るとソールの形状も690MBや680のストレート形状ではなく現代的なラウンド形状を有し、進化を見る事が出来る。
    メッキはまだまだ眩しく、仕上げや文字の刻印などからアクティブで若々しい印象を受ける。
    ネックオフセットは殆どストレートだが、690MBと同様に少しだけグースが入っている。ネック部分のフェイスは日本製アイアンに似てやや高目だが、面は美しい形状を描きながら真直ぐやや右向きに感じ、引っかかる印象はない。ロフトはPW48°から各番手きっちり4°ピッチと今では見ることのないロフト角だが、非常に力強い弾道を描きながらの飛び様は感動的であった。
    打感は特別柔らかいという事ではないが、マッスルバックの打感のそれである。ウェイト移動によるスイートエリアの拡大の恩恵はすぐに感じる事が出来た。スイートエリアが大きいと感じているMB712と殆ど変わらない位と思われた。
    同世代の690MBはやや捕まり気味に打てると思っているが、このモデルはフェイスローテーションが穏やかなのかフェードが打ちやすく不意な引っ掛けが出にくいと思う。また玉に効率よくしっかりパワーが伝わっている印象だった。
    またこのモデルは真偽の程は不明だが「三浦技研製」という情報がある。Titleistはオフィシャルに「日本製」と謳ってた。私なりに各部を見てみたがスコアラインの溝の断面、メッキの仕上げ、ホーゼルの仕上げから、遠藤製作所っぽくは無いという事はハッキリ言える。三浦技研と言われれば思い当たる節もそれぞれにあり、今後明らかになる事を楽しみにしていようと思う。
    2024溝問題もメーカーが公式にクリアのお墨付きを与えており、相棒として長年活躍してくれるポテンシャルを有している。
    この695MBの後継はZM Forgedでこのモデルの設計を踏襲した見た目そっくりなものであったが、その次のMB710からはコンサバティブなフォルムに回帰していく訳で、Titleistは今後こういう形状のマッスルバックは作らないだろうと思われ、そういう意味ではレアなモデルである。
    総じてこのモデルは何故かあまり使いこまれていないクラブが多く流通している印象がある。販売期間が短かったという事も、不人気という事もその一因かもしれないが、今は比較的手頃に入手できると思うので興味のある方は是非試してほしい。シャフトを吟味しロフトライを調整して組めば、エースになる可能性も秘めていると思う。

695MB

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