Ray H フォージドアイアン

【ロマロ】Ray H フォージドアイアン

総合評価:★★★★★★★7.0

  • むうやま

    年齢:53歳 性別:男性 ゴルフ歴:11年~15年 平均ヘッドスピード:41m/s~45m/s 平均スコア:80~84 平均ラウンド数:1ヶ月に2回程度

    評価:★★★★★★★7.0 ロフト角「23°」、シャフト「モーダス105」、シャフト硬度「X」

    典型的な日本人好みの軟鉄鍛造アイアン。仕上がり品質は非常に良くてさすが日本メーカーの品質と思わせる。バックフェースはハーフキャビティー(ハーフマッスル?)。性能としてマッスルとキャビティーの中途半端な感じを想像してしまうかもしれないが、実際にはそうはなっておらず、むしろ良いとこ取りと思わせる。
    私はミズノのマッスルバックモデルも所有しているが、打点のミスに関してはマッスルほどシビアでは無い。許容範囲はキャビティー並みと言えば大袈裟かもしれないが、比較的広く取ってある。芯の広さのイメージとして冬場のマッスルで良くある芯を外した時の手の痺れ、これがギリギリのところで回避出来ている感じである。しかし打感に関しては芯を射抜けばほぼマッスルと同等と言って良いだろう。そして飛距離。マッスルに対してプラス5ヤード弱くらい伸びている。これはシャフトなどの影響も有ると思うが、少なくとも飛距離が落ちる傾向には無いと思う。
    派手さは無いがクセが全く無くストレートネックにして素晴らしい顔付きである。ネックからリーディングエッジへの繋がりのラインが素晴らしく、単にストレートに繋がっていくのでは無く、そこにはグラマラスなラインとして曲線で構成されながらのストレートネックである。
    クラブの顔には拘る方なので過去にも色々と美しいとされるアイアンを所有してきたが、これ以上のアイアンは無い様に思う。ただ、残念なのは現在発売されているReyHはマイナーチェンジをされているみたいで各部に若干のライン構成の変化が見られる。美しさで言えば断然初代の方に分がある。初代と二代目の見分け方として、バックフェースの中央部にロマロのロゴがあり、その下に横に拡がる段差ラインがあるが、そこの段差ラインがキツいエッジになっているのが二代目である。二代目はロマロのロゴ部分も平面的。初代はロマロのロゴ部分からラウンドしながら緩やかにエッジに繋がる、エッジ自体も緩い。まぁ非常に僅かな差であるから普通の方はそこまで気にする必要は無いと思うが。

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